2016 北海道Freedom touring
今年の北海道ツーリングは、スケジュール作成の前にバイクを搬送する手段にトラぶってしまいました。
10数年に亘り搬送をお願いしておりました日通さんから今年からバイクの搬送は出来ないと言う連絡が入り、大慌てになってしまいました。
しかし、最近、バイク輸送に力を入れてきた高栄運輸さんにお願いしトラック便にて千歳のデポ迄の搬送をお願いする事ができました。
これで準備は整い、宿泊ホテル・ツーリングコースを設定し今年にて27年目の北海道ツーリングの「旅の栞」は、例年の様に自遊人Iさんに立派に作成していただきました。
今年の参加者は、79歳の長老Tさんを筆頭にリピーターは13名初参加4名、当社の野崎店長と私の総勢19名です。
北海道から参加予定のN氏は東京に転勤の辞令が出て、急遽戻る事になり残念。
我々と入れ違いに帰京と云う不運(?)に見舞われ不参加となりました。
7月13日
夜、帰宅し、夕食を摂り、旅の準備に掛ろうとしている時に携帯にK1300GTのIさんから『今フェリーからです』と既に北海道に向かっている連絡。
ご一緒の79歳の長老Tさん、ナビの自遊人Iさん、Mさん、ベルさんは各々船内の娯楽を楽しみに行った様です。
最近のフェリーは、豪華になり非常に居心地が良いようです。
又、携帯も遠くから届くのでビックリです。
時間の多く取れるリタイヤ組には、のんびりと行くフェリーが喜ばれております。
準備と言っても、既に搬送を依頼したR1200RTのパニアケース、トップケースにヘルメット、エアフロー上下、ブーツ、レインウエア―、グローブ、着替え等々入れて送っているので、下着と薬とカメラ、メガネ、洗面用具位の軽装です。
15日 ツーリング1日目
早朝5:30 京急の始発にて羽田空港着。
出発フロアーに行くと、初参加のAさん、Sさん、Nさんが居り常連の皆さんは他のエアラインで行く様です。
Aさんは遠足前の小学生の様に興奮して余りよく眠ってないとの事。
私も飛行機に乗ると一気に眠くなりひと寝入り。
噴火湾上空で目覚め、長年の走っていた沼ノ端上空を通過し、千歳空港に到着。
空港ビル1Fの集合場所に集合。
そして吉野家で朝飯です。
最近は空港もファーストフードが繁盛していますね。
前泊のGTLのNさんも集合し、タクシーにて空港裏の工業団地内のトランシス千歳デポに向かいます。
さすが北海道!
工業団地も半端ではなく、地図ではすぐですがタクシーメーターは¥2400になって到着です。
デポ内では、既に準備したHDが3台が元気良く飛び出して行きました。
我々の自走組の参加者も全員集合しております。
挨拶もそこそこに準備し、バイクに乗り出発!
ナビの自遊人Iさんを先頭に、沼ノ端より日高自動車道に入り襟裳を目指しますが、路面が非常に悪くなっております。
高く盛り上げた道路の土が沈下しているんでしょうか?
日高門別で降り国道を進みますが、こちらは良い路面です。
それにしても、今回はR1200RTを使用しますが、楽ですね~!
今年は4月~6月までの3ケ月間、面白そうなので若ぶってS1000XRを使用しておりましたがやはり75歳にもなると、若い走り屋さん向きに創られたXRは
楽しいし、速いし、コーナーは安定しているしと楽しめたのですが5日間連続で走る北海道では身体に無理させると考えRTにしました。
これが大正解!
しっとりと落ち着いたハンドリングでありながら、軽く気持ちだけで曲がってくれますしサスペンション、フレームが柔らかく、少し位の悪路でも身体や腰・腕に感じません。
5日間長距離を走る北海道ツーリングには最適です。
これなら今年も楽しく完走できると確信しました。
この日高地方は、競馬馬の産地として有名です。
ハイセイコーの銅像のあるレ・コードで休憩。
この当りは北海道の中でも有数の豊かな地域ではないでしょうか。
この先の浦河町は、国道沿いは電柱が無く広々したきれいな街です。
静内で左折し、二十間道路に向かいます。
幅20間(36m)直線7㎞の道路で、両側は桜の大木が連なり、満開の5月GWは道路は大渋滞で3時間位掛ると言われます。
現在は閑散として、隣接の農業学校の牧場では馬がのんびりと草を食んでおります。
ここで小休止。
次は山に沿って牧場を縫って走る広域農道を走って、幌別の優駿牧場で昼食です。
周囲は全く牧場ばかり、全てサラブレッドを生産し、ハイセイコーの様な優秀な馬が出てくれば金山を当てた様なものだそうです。
それを目指して各牧場は頑張っている訳です。
一発当てた牧場は素晴らしい自宅と牧舎が建てられ、名馬の看板を誇らしげに付けて異彩を放っています。
昼食を食べた優駿牧場アエルは、広大な敷地を持っており、サッカーの合宿に使うと言う5~6面分の広さの芝のグラウンドがあり驚きです。
流石!北海道!!
今日は天気が良いので襟裳岬が期待できると喜び勇んで行くと、素晴らしい眺めです。
初参加でこの景色を見た方は本当に幸運です。
私は5~6回来てますが、快晴は2回目です。
確率悪し。
次は黄金道路を忠類に向かいますが、途中の4.9㎞の道内最長トンネルを通過する時の寒さがピリッと目を覚ましてくれました。
ナビのIさん発見の道沿いの滝で休憩し、次は忠類と思ったら、途中の広尾町のコンビニで渇きを癒してからナウマン温泉のホテルに向かいました。
今回はナウマン象発掘場所には行かず直行しますが、残念!
ナウマン象の博物館は閉館時間を過ぎてました。
本日の走行距離:約280㎞
16日 ツーリング2日目
朝は 6.7.8.が基本です。
6時には既に露天風呂に入ってお話し中です。
土曜日のためか周囲の動きも静かです。
7時に朝食、8時に出発です。
全員元気に勢揃い、準備完了。
出発!
まず、幸福駅です。
相変わらずの人気スポットですね。
依然来た時より綺麗に整備されており、売店の有名なオジサンも元気でした。
次はナビのIさんお得意の最長の防風林を通過して北上、JRのアンダーパスを通過し鹿追の道の駅を目指します。
帯広は十勝平野の中心ですが、我々は未だ帯広の中心を通過した事がありません。
でも豚丼の本場はここだそうですよ。
鹿追の道の駅は、鹿追の町役場・図書館などがある広場の片隅にありますが他の建物に比してこじんまりしています。
外のベンチでソフトクリームを食べながら談笑。
快晴です!
ここからは日勝街道を一直線に然別湖に向かいます。
この鹿追の警察は非常に勤勉な人達が多いらしく、20年以上前から通過する度に小学校の先の木々で囲まれた広場に待機して取り締まりをしております。
初回は対向車がウインクして報せてくれましたが、以後はきっちりと速度を守って通過します。
もちろん今回も勤勉な警察は働いておりました。
過去には、士幌から鹿追に入る林の中の道でも遭遇しております。
真面目な警察官ですね!
士幌に曲がる所を更に一直線真直ぐ北上。
ここは良い道路になっています。
かつては狭い簡易舗装の道でした。
扇ケ原展望台で小休止。
前方に見える山の向こうは人気のナイタイ牧場ですが、残念ながら今回は見えません。
出発し然別湖へのトンネルを通過し、糠平湖に出てかつて泊まった事のある糠平温泉ホテル前のナウシカと云うレストランにて昼食。
鹿丼、ハンバーグカレー、豚丼より選択。
鹿丼を選択した私は少しがっかり。
シカ肉は脂肪が無くボソボソとした感じです。
昼食後は三国峠に向かいます。
真直ぐ下って行く道路の両側の白樺が大きくなり、その若葉がひらひらと揺れていたかつての風情が今は見られません。
木も人も変わるものですね。
しかし、ここの景色は雄大ですね!
大きく右に旋回して登って行く橋を通過し、駐車場に到着。
小休止です。
以前は再度橋の下方に戻り、登ってくる所を写真にしたものですがもう撮らなくなってしまいました。
北海道に慣れ過ぎてしまったのかもしれません。
次は層雲峡です。
層雲峡の駐車場に入り銀河の滝・流星の滝を眺めましたがこんな好天に恵まれて見るのは初めてかも?
層雲峡の大雪を通過すると、右手のセブンイレブンに入っていきます。
余りに近い休憩なので聞くと『スキージャンプのサラちゃんの実家』との事。
駐車場には沢山の車が止まっており、人気ある~!と驚きです。
一人のメンバーが『今日は海外遠征で留守だった』と教えてくれました。
アイドルですね。
すると我々は追っかけかな?
冬になると有名になるスキージャンプの街上川町を右折して、岩尾内湖に向かいます。
この道は丁度好い感じのワインディングで快適です。
皆さん水を得た魚の様に楽しそうに走ります。
さすがは長年乗込んでいるライダーです。
下川町から少し戻る感じの山中にある五味温泉が今夜の宿です。
ナビのIさんは細い道で山を越えて、まず宿に行き全員に下川町のGSに行っての満タンを指示します。
朝にドタバタせずに済む為です。
皆で下川町に行くと、綺麗で清潔な町でGSがホクレンとENEOSの2ヶ所あり給油していると、洗車を始めた人もおり流石ベテランと感心!
満タンにして宿に戻るとき、街の中を走ってみると落着いた良い街です。
五味温泉は日帰り温泉もやっているので、駐車場は混んでおり道路脇の駐車も見られますが、我々の場所は奥に十分確保されております。
部屋に入って浴衣に着替え入浴に行く、明るい時の風呂は気持ちいですね。
夕食は皆さん一緒に盛大に宴会です。
かつて某製薬会社の販売部長を務めたお客様が宴会が好きで、このスタイルが定着しました。
皆さんと楽しく食べ、飲むと美味しいですね!
そして、明日も早いのでお早いお休みです!
本日の走行距離 約300㎞
17日 ツーリング3日目
相変わらず朝は早いです、
6時前に風呂に行くと既に何人かおり、楽しくお話です。
同室の長老はお年の割に早起きはせず、ゆっくり休んでおります。
しかし、準備の手際が良く、さっさと時間前に朝食に行きます。
今日は距離が長いのでノンビリしてられません。
朝食をしっかり食べて出発ですが、出発前に記念写真を撮るのにこだわりが出て少し時間が掛ります。
準備完了するとナビのⅠさんの掛け声でスタートです。
下川町を通過して北上します。
この道は主に人が住んでいない所を走りますので、信号もありません。
今年一番の楽しく真剣に走る区間でしょう。
道路状況は少し凸凹があり、スピードによっては跳ねる場合もあります。
幸い今回はR1200RTを使用しておりますので、サスのセッティングをしながらエンジンはROADモードにセットし、無理のないスピードで追走します。
サスもフレームもしなやかに働いてくれるので、身体には負担無く疲れないので快適です!
しかしFreedomのメンバーは見事です。
ナビのIさんが丁度良いペースの少し上でアップダウンの無いスムースな走りをしそれにきれいに連なって行く様子は後ろから見ていると見事です。
中でも川崎のYさんは3年前に大型免許を取りR1200Rに乗り始め2年前にこのツアーに参加し、じっくりとIさんの後ろについて走りを習得したそうです。
100キロ近く信号なく走れるワインディングは、まさに北海道です!!
突然、前方で急停車する人が居り私の前方で十数台が急停車。
キツネが居るとの事でした。
その時1匹は私の横をチョコチョコと歩いて後方に行ってしまいましたが未だ道路脇の草むらに2匹位居るそうです。
道路の脇で観光客から餌を貰おうとしているのでしょうが、バイクの大群ではかえって身の危険を感じたんでしょう。
すぐに前方が走り出した途端、中団の一台がコロリと右に転倒してしまいました。
すぐ起こして走り出しましたが、多分走行中のギヤの儘で停止し
1速にせずにクラッチをミートした為、エンジンが停止してコケたようです。
狐ゴケとでも申しましょうか?
直線が長くなり平野に入ると、歌登の街があります。
右折して直ぐのコンビニの駐車場で小休止。
北海道のコンビニは「セイコーマート」です。
知っていますか?日本ではセブンイレブンより古いのですよ。
店内で料理を作っているのですよ!
ここからはオホーツク沿岸の枝幸に向かいますので、温度が下がります。
北海道には道南の江差(エサシ)と道北の枝幸(エサシ)があり、ここ枝幸は毛ガニの水揚げ日本一!
鮭の水揚げは10指に入るのですが、質が良いので売上高は1、2を争う程だそうです。
更に近年ホタテも好調で、海外にも輸出しているそうです。
枝幸は昔市内で昼食を摂ったことがありますが、外を廻るバイパスがあり
最近は通過しておりませんが見た目にも繁栄している事が判る程です。
本日の昼食は浜頓別です。
海岸沿いの国道を走っているとナビのⅠさんが予習していた「ウスタイベ 千畳岩」キャンプ場を指示。
中に入ると広い芝生の広場とトイレ等があり、立派な施設で千畳岩が海に突き出て観光客もチラホラおります。
若者はキャンプで心身ともに鍛えて下さい。
爺は温泉で身体の疲れを取ります。
直線を真直ぐ行くと左手の奥に山が切立ち、右手はオホーツク海。
ここは2~3回通過しておりますが、強風で風上に車体を倒す様にして通過した記憶があります。
ですが、今日は風が無くラッキー。
真直ぐ行くと漁港ですが、道は左にカーブして丘の上の浜頓別町に向かいます。
この町はかつて結構繁栄した形跡があります。
道路に並ぶ店舗も数多く、かなり立派な飲食店、パチンコ屋等かなり立派な店舗がありますが荒れて壁が破れていたり、看板が剥がれていたり、今はシャッター通りの感じです。
真直ぐ進むと広い道路に面して立派な町役場、公共の建築物、公園が並び突き当りの右には立派な野球場。
そして左に折れて下るとクッチャロ湖。
何時も寂しい駐車場ですが、今日はかなりの数の車が並び奥のキャンプ場にはテント、家の様な大きなテント等賑わっておりました。
こんなクッチャロ湖は初めてです。
直ぐ上の浜頓別温泉ウイングがあり、駐車場に止めて2Fのレストランにで昼食です。
ここも賑わっており盛況です!
名物ホタテのはまとん定食、海鮮チャンポンに限定して注文。
質量ともにGoodで大好評!
午後のスタート。
街を出て国道を北上し、四葉乳業の工場の先を右に入ると、右90度コーナーに入る前に前方より白のシャコタンセダンが見えました。
手前で徐行し見ていると、見事!素晴らしいコーナリングでクリヤして通過して行きました!
エサヌカ線は一直線にオホーツク海と国道の間の平らな草原の中央にある道路で何キロあるんでしょうね?
鹿が6匹、遠方で遊んでおりますが、ここは飛ばすのは危険です。
浜猿払の手前で国道に合流し、一気に宗谷に向かいます。
宗谷村に入ると山が海岸に迫っており、内陸の山をに入り海岸に出て行くと宗谷岬。
ガソリンが乏しくなったメンバーには『最北のGSで給油すると記念品のプレゼントがありますよ』
と宣伝。
宗谷岬の記念碑で記念撮影。
車で来た観光客の若者が半袖シャツ、半ズボンの軽装で歩いておりますが、ここは寒いですよ!
さぁ出発です。
展望台に上る急坂を登り、宗谷丘陵を南下します。
この道は景色良く牧場が多いのですが、過去の狂牛病騒ぎの時
入口に石灰を撒いて病原菌の侵入を防いだのが、今でも北海道の大規模牧場では行われているようです。
隣村の猿払村がスタートでしたね。
この道は草原の丘陵を縫って走る道路で、近年出来たので舗装も良く最高です!
一気に南下し、ドン突きを右折。
稚内空港の下を通過し、猿払の牧場地帯を豊臣の育成牧場に向かいます。
稚内空港近くにもゴルフコースがありました。
一年の内に何か月プレイ出来るんでしょうか?
素晴らしい牧場には牛がかなり見られますが、この広大な地域のほんの一部なのでしょうね?
快晴で熱い位の天候の中、気持ちの良いツーリングが続き
稚内国道にて左折して豊臣駅のすぐ近くのコンビニで休憩です。
そういえば宗谷から此処までコンビニが一軒もありませんでした!
これまた、流石!北海道!!
今日はかなり暑いので喉が渇きました。
相変わらず皆さん元気で、お話しで休憩すると中々出発出来ません!
長老も元気に談笑しております。
多分、コンビニの店員はライダーがヘルメットを脱ぐと白髪や、薄毛の爺様達で驚いている事でしょう。
出発。
サロベツ原野を通過し、原生花園付近を走っているのですが
残念ながら花らしき花も無く、オロロン街道に出て南下しますが、利尻島は後方なので見られません。
最近は風力発電の風車が見事に立ち並んでおりますね。
ここで記念撮影という事で、一人ずつ風車をバックに写真を撮ります。
タブレットのM爺が2年前夜中に1人でここを走行中
居眠りしてブッシュに突っ込んだのは何処だった?と盛り上がっております。
羽幌の病院に搬送され治療を受け、直ぐ回復すると『退屈だ』と言って
フェリーに乗って天売島の観光を楽しんだ強者です!
当社の野崎店長がツーリングの途中お見舞いに行っても、元気過ぎて来るんじゃなかったと後悔したそうです。
この辺から天候が変化しだしポツリポツリと降り始めました。
ここから音威子府まで小一時間ですが、降りが強くなって来たので道端で雨具を着用。
少し遅くなったので北海道命名の地には前方の韋駄天組が行き、我々後方組は天塩川温泉に直行です。
音威子府村は北海道で一番人口少ない村だそうです。
国道脇に木彫の鳥を何十羽も飾った工芸学校の看板(?)があります。
そして昔お昼を食べた食堂が綺麗に改築されて頑張っております。
ここで全員ガス満タンにして宿に向かいます。
少し先で天塩川を渡ると奥に住民保養センター天塩川温泉があります。
駐車場の広い立派な施設です。
裏山にはキャンプ場も併設されており、車が多数駐車しております。
温泉も露天風呂は天塩川を望み岩風呂が結構ですよ。
料理も良く、ツインベッドの部屋で我々年寄りは非常にありがたいのです。
フロントの青年も気持ちの良い接客で、また来たくなってしまいます。
本日の走行距離 約400㎞
18日 ツーリング4日目
今日の朝も温泉で始まります。
岩風呂でのんびり筋肉をリラックスさせ一日が始まります。
しかし、天候は小雨が降っております。
朝食を摂りにレストランに降りて行くと、皆さん元気に食べておりました。
私は直ぐ止むだろうと雨具の上だけ着てスタート。
以前利用した隣町の美深の道の駅・美深温泉を通過。
初めてこの道の駅に来た時、美深の町に入って、お店から出てきた地元のおばさんに食べ物屋を聞くと「少し行くと道の駅があるよ」と教えてくれました。
皆に話、少し先にあるから行きましょうと走りだしますがなかなかありません。
10㎞走ってやっと見つけ、北海道人の距離感に驚いた次第です。
国道を右折し、朱鞠内湖に向かう快適な道路を快走。
この頃には雨も止み、快方に向かっております。
日本の最低気温を記録した場所を記念して造られたクリスタルパークに到着。
今日は展示館が休業という事で、面白い管理人もお休みです。
添牛内から右折して、苫前に向かう道はベストワインディングでしょう。
今回は途中小平ダムに向かう道を選び、又これも快適なワインディングを快走し小平ダムにて休憩。
F800GSで福島から来てキャンプで回り始めた中年ライダーと会いお話し一人で何か心細そうな感じでしたが、気を付けて頑張って下さいとお別れ。
留萌の町に出て海岸の国道を南下。
増毛の駅にて休憩。
駅前の風待ち食堂、その隣の木造3階の旅館
この駅は高倉健さん主演の「ステーション」と云う映画の撮影が行われたところだそうです。
この駅までの鉄道も今年で廃線となるそうです。
この町には北前船で巨万の富を造った山形、酒田の本間家の北の本間家が立派な構えで存在しております。
少し走りオーベルジュ増毛と云うレストランで松家堂弁当の昼食です。
価格の割には見栄えの良い立派なお弁当で満足!
ナビの自遊人Iさんは、名所の少ない北海道で熱心に皆が楽しめる様に名所を見つけてくれます。
今度は雄冬岬展望です。
曲がりくねった急坂を登ると駐車場があり、そこからは鉄の階段をかなり登ると大きな展望台の建物が見えます。
が、何ともシニアの悲しい所...
50代の羽田のKさんが挑戦し、展望台に到着したのを下から確認。
残念ながら展望はこの天気では望むべくもなしだったでしょう。
お疲れ様!
さすが酒もタバコもやらないKさんの快挙です!
次は雄冬PAの白銀の滝です。
ここは簡単です。
道路脇のPAの上の山の中腹15m位から滝が落下しています。
バイクを降りずに眺めて、さあ次へ。
次は浜益区の海岸にある山の為、道路が迂回している道と直線的に山越えをする道とがあります。
GSライダー達とGTLのNさんが、迂回山越えに挑戦!
我々は直線で国道で先の夕日の丘PAにて待機です。
ダートが1.5㎞程あったようですが、全員無事に到着。
ここからは札幌に向かって石狩平野の入口です。
石狩川を渡って広い直線道路を銭函へ。
ここを右折し小樽に向かいます。
小樽に入る前に朝里温泉の入口で給油し、赤井川国道を登り毛無山展望所にて小樽の街を望み、裕次郎会館の位置・小樽港等も見て
余り長く居ると毛が無くなっては困る!との事で出発!
この道は中央にポストが長く並んでおり、ハミキンの事故の多い所だなと認識。
直線が長くなったころにキロロリゾート入口。
左折して、5㎞位は進むと曾てのホテルPIANOが威容を誇っております。
ホテル前は無人ですが、勝手知ったる所です。
駐車場に入り、ロビーに回ります。
Kさんがロビーにピアノが無いのを発見。
経営が変わったのでホテル名も変わり、ピアノは奥のもう一つのホテルに移動したそうです。
夕食は1Fの名店街の炉端焼きです。
本年のツーリング最後の夕食は、旅館の日本料理とは変えてBBQ風の炉端焼きで各テーブル大いに盛り上がって楽しく終了。
明日は最後の日。
飛行機で羽田に戻る人以外は、各自のスケジュールで途中から分かれて行きトランシス千歳デポまで行くのは苫小牧フェリー組と空港組だけになります。
本日の走行距離 約350㎞
19日 ツーリング5日目
朝は快適!
天候は小雨!
レストランに行くと開店前ですが、かなりのメンバーが集まり大きなロビーの2Fでお話し中。
皆さん元気いっぱい。
いろいろな旅の経験をした人生のベテランは頼もしい限りです。
オープンと同時に入店し、美味しい朝食のブッフェをいただきます。
ノンビリとする暇もなく出発の準備です。
このホテルは中国の観光客が多く、日本中に外人観光客が満ち溢れて外貨を落としてくれれば景気の回復に効果抜群でしょう。
ありがとうございます、です。
しかし、ホテルで客の出発に際し、見送りも挨拶もないのは如何なものでしょう?
私は今日もそんなに降らないだろうと、雨具なしでスタートしたのですが大失敗!
ホテルから国道に出るとソロソロ降り始め、具知安に向かう交差点では酷く降り始めました。
私は停車し、上着だけを着て再スタートしますが下はびしょ濡れです。
京極ふきだし公園の前で、GSAdvのMさんがニセコ経由函館に向かいました。
ふきだし公園ではタブレットのM爺が函館に向かい出発。
次はサイロ展望台で休憩ですが、雨が更に酷くなり何も見えず。
バスの観光客が売店にいっぱいで、外で休憩。
次は昭和新山です。
少し小降りになって来て、駐車場には入ったのですが新山は見えず。
残念!
確か前回も天候は良くなかったと思い出しました。
次は昼食の道の駅・フォレスト276大滝です。
大きなログハウスと一億円のトイレが有名です。
トイレの入口の広間に、自動演奏のピアノがあり演奏しますが、残念今日は演奏していません。
GSAdvのMさんが苫小牧の買い物の為にココで別れます。
支笏湖は周囲が森に囲まれ、周遊路からは湖が見えません。
支笏湖の見える湖畔に入る道でも余り良く見えず、休憩して千歳に向かいます。
千歳に近付くと交通量が急に多くなり、道路も広く、活気が出て来ます。
空港隣の工業団地にあるトランシス千歳デポに向かいますが、ここが広大で中々到着しません。
昔は、間違ったかな?と心配したものですが、現在はNAVIで誘導されているので、心配なし!
ナビのIさんにお任せです。
デポに到着し、皆さん着替えをし、荷物の整理をしてパニアに詰めますが
今回は最終日が雨で濡れているので、ヘルメット、グローブ、ウエア等にカビが生える危険有という事で、段ボールに詰めてクロネコに依頼しました。
旅のベテラン達は手早く敏速に準備完了。
ここで空港組は、フェリー組、現地札幌より参加のF800のOさんとお別れです。
お体に気をつけて、また来年も北の大地を走りましょう。
NAVIを担当いただき、毎年旅の栞の作成から名所の発掘までお世話になっております自遊人Iさん
最長老で元気に参加戴きましたTさん、その他参加いただきました皆様ご協力ありがとうございました。
また、来年も28年目の北海道ツーリングを愉しみましょう。
- 二番目の長老栃爺Mさんは、今年は奥さんと自動車で札幌の息子さんを訪ねて北海道を走っているそうです。
佐藤隆夫