2016.10月 Freedom Touring 能登周遊ニ輪旅

10月15日(土) 
朝、7時 高坂SA集合
私は5時に起床、5:30自宅を出発、環8を利用し練馬ICに向かいます。

交通量はそんなに多くないかな?と思っていると、井荻トンネルの中から少し混み始め
トンネルから環8に出る辺りでは左折が2列になり、300㎥位渋滞です。
上に出て目白通りを左折し、練馬ICに向かい、関越に乗ると一気にスピードアップ!
今日は交通量が多い感じです。
久し振りの天気で皆さん郊外に脱出かな?

料金所を通過し、以前は集合場所にしていた三芳PAを過ぎ、川越ICも過ぎて暫く走ると鶴ヶ島JCTがあります。
神奈川方面の人は、厚木 ⇒ 八王子 ⇒ の圏央道を通過します。
千葉・茨城の人も圏央道の鶴ヶ島JCTで関越に合流する為、この先の高坂SAが集合場所になりました。

私は高坂が初めてなので勝手がわからず、皆さんのバイクを探して奥に行き駐車します。
東京を取り巻く環状線の建設が進み、我々のツーリングにまで影響が出て来ました。
これで東京が蜘蛛の巣の中心の様になり、首都高の中央環状まで入って来なくても
各地方にトラックが放射状に流れて行く様になり、都心の首都高は渋滞が緩和されてきたそうです。

本日は18名のグループでツーリングですが、千葉方面の方が渋滞のため少し遅れ
Naviの自遊人、RTのKさんが遅れて到着。
栃爺のMさんを除いて全員集合。
久し振りに朝そばを食べ腹ごしらえ完了で出発です。
次は上里SAです。

上里SAにて小休止し、出発。
上信越道に入ると幾分交通量が減り走り易くなって来ます。
次の休憩は佐久平PA。
快晴で全員快調に走行し到着。
すると栃爺Mさんが現れました。
宇都宮から高崎を通り碓氷峠で車を追抜き、軽井沢を通過して一般道をかっ飛ばし
佐久平PAのスマートICに到着したそうです。
ここに入る道路が細く、判り難く苦労したと言ってますが、流石はスーパー爺のMさんです。

さて次は坂城ICで高速を降り、坂城町の中の鉄の展示館を見学です。
小さな町ですがきれいな町で、一寸横道に入った所に良く整備された駐車場が充分あります。
そんなに大きくはありませんが、刀を展示する為にデザインされた建物の中には素晴らしい刀が展示され
女性説明員が本当に刀が好きだという感じで説明してくれました。
高倉健所蔵の刀も展示されておりましたよ。
今回はナビのIさんの珍しい企画で良い物が見られ全員大満足です。

次は一般道を長野市に向かい、白馬に通じる通称オリンピック道路に入り「道の駅中条」にて昼食です。
始めはここに入る有料道路入口付近のジンギスカンを予定しておりましたが、混んでおり諦めました。
しかし、この道の駅の食事は評判が良く結構でした!
私は食べませんでしたが、面白い名前のほうとうの様などんぶりが美味しそうでしたよ。

次は白馬を通過して糸魚川に向かいますが、毎年来ていた白馬のMotorrad Daysを思い出しながら通過。
既に10回位来ているといろいろな思い出があり、思い出されてまいります。

30年位前の第一回BMWジャンボリーがここで行われ、巨大なテントの下で
全国から集まったBMWライダーが盛り上がったのを思い出します。
この時一緒に参加した3人のドイツ人の一人は数年前に亡くなり、もう一人はスペインで元気にバイクに乗って引退後の生活を豪華に楽しんでおります。
等々の事を思い出しながら走り過ぎました。

糸魚川に向かう道路は、年々整備され非常に走り易くなっております。
今日は天気が良い為か糸魚川の景色も明るく華やかな感じが致します。
昔からICの南北にスタンドが2軒あり、両方とも閉めずに頑張っているのを見て何かうれしさを感じました。

北陸自動車道に乗り右手に海を見ながら、親不知の高い崖の下を通過し
次は魚津ICで降り一般道をホタルイカミュージアムに向かいます。
欅の街路樹の広い道を走り、やっと着いたのですが、今はホタルイカの季節でなく
一匹もいないとの事で見学を諦めました。

すると駐車場にご隠居と若旦那が既に到着しており、我々と同じルートを前日よりのんびり走っているとの事。
ここで別れて、明日またお会いしましょう。

再度高速に乗り富山ICで降り、R41からR358を神通川に架かる婦中大橋を渡ります。
富山空港はこの神通川の左手の河川敷にあります。
20数年前に宿泊した事があるカンポの宿富山に泊まります。
その時に給油したGSで給油し、店主に道を確認して行ったのですが
100m位であったと記憶していたカンポが見えません。
後から来た栃爺に確認すると、もっと山の上との事。
私の記憶もいい加減だな~!とガッカリ。
しかし、周囲を林に囲まれた佇まいはバッチリ!

宿のスタッフが既にバスの駐車場に案内してくれ、皆さん駐車し
荷物を担いでエントランスに向かっております。
さあこれから温泉でゆっくりと疲れを取り、楽しい宴会です。

10月16日(日) 
6・7・8のスケジュールで始まります。
風呂に行くと既に皆さん楽しくお話しながら入浴です。

富山は日の出が東の白木峰の方角から出て来ます。
山に朝日の後光が射すようで、太平洋岸とは違うものだな~と話しながらの入浴は乙なものですよ! 

朝食を摂り、準備してエントランス前の駐車場でお決まりの記念写真。
そして出発です。
今日もナビは自遊人Iさんです。
全員の全幅の信頼を受けて、完璧にやってくれます。

森の中のゴルフ場脇を通り抜け国道に出て、高岡・氷見を通過して行きます。
氷見のTVで紹介された、おはぎパン・赤飯パンを創っていたパン屋さんも健在です。
宿泊した事のある民宿イソップもライトバンに看板を描いて走っており、うれしく感じます。
漁業の町氷見から七尾に入るとこちらは温泉の町です。
少し趣が変わり、道も狭くなって観光客らしい人達が歩いております。
少し混みあった町を抜けると能登島です。
屏風崎の能登大橋を渡り能登島を一周し、ツインブリッジ能登から本土に戻ります。
橋の上から見る景色は中々見物です。絶景!

天気は絶好調かなり暑さを増しています。
能登の海は油を流した様なという感じのベタ凪で、海岸沿いのワインディングはバイクがかなりの量走っておりました。
中には札幌ナンバーのK1600GTLが居り、遠くから来た?いや転勤でこの近くに来ているのだろう??と噂話の種になっておりました。

穴水から能登里山海道を使い「道の駅・能登里山空港」に向かいます。
道の駅を兼ねている空港?
イメージとしてはさぞ暇な空港という感じですが、非常に広い駐車場を持ち立派です。
駐車してターミナルビルまで歩く途中、飛行機が離陸したり、着陸したりするのが見え
元機体整備士のFさんは機名を呼んでおります。

ターミナルビルに入ると中国語が飛び交っておりました。
台湾からの観光客だそうです。
アルバイトで道の駅をやっている空港ではなく、忙しい空港です。
しかし、大都市からこんなに離れてあるのか?と考えますと、隣に日本航空大学校があるので
これが大きな理由かな?

栃爺の探していた珍味フグの卵巣の糠漬けも販売しております。
土産物は品揃い良いですが、野菜の販売等はなしという道の駅です。  

道の駅を出て真直ぐ珠洲に入り、街を横断して禄剛崎灯台のある狼煙町の道の駅に向かいますが
途中ヘロヘロになって走るマラソンランナーとすれ違いました。
痛そうな足を引きずってやっと歩いているランナーもおり、10㎞~20㎞の距離にばらけて走っておりました。
「狼煙の道の駅」に大会事務局があり、聞くと100㎞と60㎞のマラソンが一緒に走っているそうです。
しかしトンデモナイ距離ですね!

道の駅から灯台のある山の上まではかなり急な階段が続きますので、私を含め高齢者は下で休憩です。

ここでも空港に入らずに直進した髭のYさんとS先生が現れません。
何処へ行ったのか?

ここからは富山湾から日本海に沿って走ります。
塩田が所々にあり、生産し販売しております。
そしてこの辺に来てもまだ元気の良いランナーが走っております。

「道の駅珠洲塩田村」の前に来ると、ナント先行した2台がここにおりました!
昼食を2時間も遅くなっているので、止まらずに走ります。
そしてやっと滝見亭に到着し、2時過ぎに昼食となりました。
この海側の駐車場は真冬には波の花で真っ白になるそうです。
波の花とは強風で揉まれたプランクトンの死がいと言っておりました。

さて頑張らないと、千里浜で日が暮れてしまいます。
輪島を素通りし、一気に「道の駅 とぎ海街道」で休憩。
皆さん世界一長いベンチを見に行きましたが、私は芋の味ソフトクリームを開発したおばさんのソフトを食べて休憩。

さあ!急ぎましょう!
夜の千里浜は勘弁ですよ!
かなり距離がありますが、辛抱強く危険な速度まで行かない範囲でナビのIさんが先導してくれます。
羽咋に入った頃には既に夕暮れ、薄暮の千里浜に入る所は乾いた砂の部分があり緊張しながら一気に通過します。

昔バスで走った事もありましたが、自分で運転するバイクでは初めてです。
前方のテールランプを目指して慎重に走り、出口ではまた乾いた砂の部分を緊張しながら一気に通過。
金沢はまだまだです!

ナビのIさんは結構細い道をガンガン行くので、少し緊張しました。
何処を走っているか判りませんが、交通量と道路沿いの家並みが混んでくるので
金沢に近い事を感じ頑張って走ります。
いよいよ金沢の中心に入って来ると、道路が極端に広くなり、車も多くなり、前車にしがみつく様に追掛ける様になりこれまた緊張します。

突然左手に真っ白な巨大な建物?
前を通過する時に見るとナントいう事でしょう!
3階迄吹き抜けで間口100m?はあろうかという、スバルの真っ白なショールームです。
驚きました!
金沢の名物になる事でしょう。

金沢駅の近くの繁華街を通過して、少し中心から離れて行く方向に泊まるホテルはあり
速い皆さんは既に到着しております。
駐車し、チェックインして大至急着替えてフロントに集合し、今晩の夕食です。

今晩の幹事はBSさんで、ホテルのレストランでの宴会です。
これが大当たりで、居酒屋風おフランス料理でGood!
飲み物もGoodで皆さん絶賛!大満足で終了です。

10月17日(月)
今日は朝ホテルの窓から見ていると、小雨が降り、路上は濡れており
これ以上降ると嫌だな~!と考えながら1Fのレストランに行くと、皆さんお揃いで食事中です。
食事を終えて部屋に戻り、日課の薬を飲んで準備完了。
チェックアウトし駐車場から一気にスタートです。

ナビのⅠさんは流石!
天候の変化を見込んで、一般道で東海北陸自動車道に向かうのを変更し
金沢から北陸道に入り、高速で一気に白川郷IC迄走る時短コースへ。

白川郷ICで降り、萩町城址展望台から白川郷を見ます。
20数年前に村の中から見た村を上から見ると、道路が広くなった感じがしますが
大きな変化は無く昔の佇まいがそのまま見られます。
流石は世界遺産!
外国人が大勢来ており、いろいろな看板も各国の文字が見られます。
集合写真を撮り、次の高山行です。
ICに向かうと、ご隠居と若旦那がご到着です。
お二人でのんびり旅を楽しんでおります。
能登でもショートカットをして金沢に明るい内に到着し、のんびりと夕食と風呂を愉しんだようです。

高速を飛騨清美ICで降り、近年出来た高山清美道路を使わず、高山へ向かうR158に入ると
雨が降り始めました。
山に入ると気温が下がり、途中ストップし寒さ対策をしてから出発。
ここは昔走った道ですが、かなり様子が違っております。

川上川に沿って郡上八幡に向かう「せせらぎ街道」に入る三叉路を過ぎ、高山の混雑を避ける為
町を迂回するコースになっております。
しかし、これがチョットした混乱の元になり、迷ってしまいました。
少し遠回りしてR158に入り、以前昼を食べた道の駅の様な大きなラーメン屋の前を通過すると
この道が安房トンネルに向かう道だという事を確認したところで
どういう訳かナビのIさんの迷っていないグループが、後ろから来ている事が判明。
迷って少し遠回りした我々の方が前に居たのです。

平野付近の景色は雨が降り始めた為、ゆっくり見る事ができず残念ですが
安房トンネルを無事通過してR24のトンネル又トンネルの道を通過し、梓湖のダムを通り梓川の谷沿いを走ります。
トイレ休憩に「道の駅風穴の里」に入りますが、ここは観光バスが多く駐車し観光客で賑わっております。

用を済ますとお昼ご飯予定ののお蕎麦屋さんに向かって出発。
松本に向かって下って行くに従い、雨も晴れて明るくなって来ます。
BSさんご推薦の蕎麦屋さんは、大きな古民家の店で駐車場も充分ゆったりです。
隣のテーブルの外国人夫婦の奥さんがスプーンとフォークでもりそばを食べておりますが
旦那さんは器用に箸を使っているので、なぜ?と勝手な事を考えてしまいました。

天せいろを食べ終えて外に出ると、先程の外国人が私のバイクのせいで彼の車のドアが充分開かず
苦労していたと聞かされました。
私は普通の人なら十分と考えて止めましたが、彼は相撲さん並みの大きさだったのです。
早速まだ駐車場にいた彼に御免なさいと挨拶すると、隣の奥さんがニコニコ手を振ってくれたので一安心!

気分良くして松本ICに向かい出発。
天気は快晴!
気持ち良く走っていると、ご隠居と若旦那は野麦街道を下り始めているという情報が入って来ました。
今日も途中一泊し、のんびりと明日帰京の予定だそうです。
余裕ですね~

こちらはそうはいきません。
一生懸命走って今日帰ります。
諏訪湖を通過し、原PA、釈迦堂PAと休憩し、一路石川SAへ向かいますが
徐々に渋滞が始まり、走り辛くなって来ます。

特に今日はロングツーリングの3日目。
疲れて来ているので無理して走る気にもなれず、まだ元気いっぱいすり抜けをして行くメンバーには追掛けず
千葉のKさんとのんびり行きましょうという事で、無理せずに走ります。

我々が石川ICに到着した時には皆さん解散し、自宅に向かった後でした。
Kさんと休憩し、それでは気を付けて帰りましょうと走り始めて順調に高井戸迄走っていました。
ここで、まだ100㎞位先の自宅まで走るKさんと別れて、1人会社に向かって環八をのんびり下ります。

今回は初めの2日間は快晴、3日目は山岳地帯だけが雨でしたが
総じて良い天気に恵まれ、楽しいツーリングでした。
金沢で時間が取れなかったのが心残りでしたが、久し振りに見た白川郷の景色
のんびり回った能登半島、千里浜の走行は良い思い出として
参加した皆さんの記憶に残った事と思います。

宿が取れない為に、度々コースの変更をしながら地図を作成してもらい、ナビを担当して頂いた自遊人Iさん、食事処の情報・金沢の夕食の手配をしてくれたBSさんに感謝いたします。

参加していただいた皆様!
楽しかったですか?
お疲れ様でした。
                   佐藤隆夫

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