北海道ツーリング

第3日

ホテルの朝は意外と早いんです。
まず、いつもの様に大浴場に行きます。
どこのルートインも1F に大(?)浴場があり、風呂好きの日本人に好評なのです。
部屋に戻り支度をして、再度1Fのレストランに行き朝食ですが、国際色豊かに外国語が飛び交います。

部屋に戻り荷物を持って駐車場に出ると、皆さん準備をしバイクを拭いている人もおり張切っております。
ナビのIさんが「今日のコースは2通り用意しておりましたが知床峠ルートにします」と話すと、誰かがR334の長い直線を左に曲がらずまっすぐ登って行った所にある名もなき展望台に行きたいと言うので了解ですと言う事で、斜里の街を出てR334を真直ぐ登って行くと丸太で作った高さ5~6mの素朴な櫓があり、振り向くと一直線のR334が斜里の街を貫いて網走まで伸びております。

山を降りて再びR334に戻りウトロに向かいますが、毎回ここで思い出すのは大横綱大鵬さんが樺太から引き揚げて来た後にこの辺りの開拓村で小学生の頃苦労をしていたそうです。
そしてその村は、今は消えてしまったという事を書いております。
戦後の日本は大変な時代だったんですね。

オシンコシンの滝は観光バスが沢山駐車しており、人が駐車場に溢れております。

ウトロから知床峠に入り、快晴の下大自然の懐に入って行くような感じです。
今年は雪渓は残っておらず 、鹿も保護色の為か見つけられませんでした。
頂上のパーキングも沢山の車・バスが停まっており盛況です。
降りて羅臼岳を背景に記念撮影し、出発です。

今日はウトロ側も羅臼側も快晴です。
見下ろすと、国後島が黒く横たわっております。
悔しいね、20km位しか離れていないんだよ!

羅臼に入り道の駅には寄らずR335 を走り 、曾て25年位前に2度程泊まった大きなホテルまるみの前で休憩。
親父さんの車を借りて熊の湯に行ったとか、ポンコツボートを湯船にして温泉を引き入れたショッパイ温泉に入ったとか露スケのカニだと刺身振舞ってくれたとか、昔話に花が咲きましたが4半世紀を過ぎてそんな民宿が8階建の立派なホテルになっております。
来年は泊まりましょうか!
R335も綺麗になっており、快調に開陽台を目指します。

この辺りの牧場は、長い直線道路で区切られた広大な四角い土地ですし住いは奥の方にある様で、道路からは見えない所に建っているようです。

開陽台は駐車場が一杯で、さすがに7月は観光客が多いですね。
立派な展望台が建ってからは、頂上付近にテントを張ってキャンプしていた若者達も見られません。
広大な牧場に見渡す限り囲まれた眺望を堪能し、駐車場におります。
先を急ぎます。

中標津空港の横を通過し、直線道路で別海を通過し、R243を厚床でR44に入りますが、昔、厚床駅前の食堂で昼食をとった時、ホッケ定食などは魚が5人分しか無く
その日の食堂の魚を全部食べてしまった様な感じでした。

今日は、道の駅スワン44ねむろで昼食です。
風蓮湖を見渡せる様に設計された大きなレストランですが、余り大きくてスタッフは疲れると言っておりました!
我々もノンビリと景色を見ていられると良いのですが、長老のTさんはコーヒーもデザートも無しで速いんですよ。

そして、久し振りにノシャップ岬です。
2~3回来ているんですが、今回は快晴の下で景色が明るくはっきり見えて過去の印象とは大きく違い ます。
岬の灯台の先に行くと、切立った岩の上を小径が続きかなり先まで行く事が可能です。
海水も澄んできれいですし、直ぐそばに北方領土が見えます。
プーチンさん気前よく返してよ!

帰路、海岸町通りを通過していると給油する人がありGSに入ったので、最後尾の私とMさんが給油をし進行方向を間違って追い掛けてしまい、いくら頑張っても追いつかず
途中で間違った事を確認し、霧多布に着くと誰も来ておりません。
暫く待ってると本隊が到着。

霧多布の岬ののキャンプ場に駐車し、岬の先端まで歩いて見ましたが海と岩礁が非常にきれいでした。

さて今日も最終ルートになり、D123 のワインディングロードをユッタリと走り、厚岸大橋を渡り駅前のホテルに到着。
厚岸は牡蠣の産地として有名で、今晩は牡蠣づくしの夕飯に乞うご期待です。

フォトアルバムはこちらから